柳澤 忠


          1919年  兵庫県揖保郡太子町生まれ

                 元建設省建設技官 郷土史家

建設省(現国土交通省)時代、加古川や揖保川の改修業務に従事する傍ら、郷土史の研究をされる。

1975年に『加古川の流れ』を出版。

在職中、『姫路城』『揖保川の流れ』『砂と松と汐の流れ』『風土記の里太田民話と伝承』(大津茂川とお姫様)を出版。

1980年に退職後も執筆を続けられ、生涯22冊の本を出版。

2001年永眠。


川の研究の第一人者であり、川への深い洞察と愛情で綴られた文面は、人の心に感銘を与える。生前の柳澤氏の名刺には、「川は心の古里 水は命の故郷」と記してある。氏が生涯川を愛し、川と水の大切さを訴え続けてこられた端的な言葉である。


    1977年 姫路文化賞受賞

    1982年 瑞宝章受章

    1988年 兵庫県ともしびの賞受賞

    1989年 河川功労賞受賞

    1995年 太子町特別賞受賞


                    記 諸留幸弘