受賞者プロフィール
姫路文化賞
いひほがくけんきゅうかい
いひほ学研究会(地域文化)
 平成の大合併を経験した地域社会は、新しい自治体として生まれかわる。そこで大切なものは何か、新たなまちづくりの核が探られる。これを実践的に研究しているのがたつの市を中心とした市民団体、「いひほ学研究会」である。  同会は、地域社会を形づくる自然、歴史、文化こそかけがえのない文化遺産と位置づける。それらを幅広く見渡し、時には深く掘り下げ、その価値を積極的に発信する。実践は、地域に学ぶ、聞く、見る、体感する、話し合う、発信することで支えられる。  2007年の準備会を経て、同会の創立は2008年2月。2015年現在、年一回の総会と記念公演会は7回を数え、ほぼ毎年計画的な活動が展開される。テーマは『アメノヒボコ』『災害と地域社会』『揖保川の高瀬舟』『近代再発見』『くらしの記憶』『風土記1300年』など古代から現代まで、実に多才である。  講師を招く「いひほ講座」30回、「歴史紀行(現地探訪会)」は15回を重ねた。地域外に出かける研究旅行も欠かさない。年度末には会員の原稿を編集した会誌『いひほ研究』が発刊される。既刊7号までの会誌総頁数は500頁を超えた。  播磨の一地域に軸足を置き、歴史や文化を見つめる多様な活動を継続してきた同会の存在意義は疑いなく大きい。


設 立  2008(平成20年)年2月24日
会 長  小宅 正純
略歴
2006年 準備会(歴史ネット) 計3回   
平成の大合併が全国的に進む中、1市3町が合併し、たつの市誕生。 たつの市在住の市民有志が集い、地域に根ざした歴史や文化、自然等を見直し、新しい地域学を研究する会の設立を目的に、「歴史ネット」と称した準備会を発足させた。
2007年 準備委員会 計9回   
会の名称を「いひほ学研究会」と決定し、正式な設立に向け、役員の人選、事業計画や規約等を検討、会員募集などの活動開始。「たつの民俗 まつり編」の講座開催。
2008年 設立   
たつの市とその周辺の歴史・文化・自然遺産など、地域のことをなんでも楽しく学ぶ会と して、2月24日に設立。会員数141名。
活 動 の 柱 1)いひほ講座(年4~5回)   2)いひほ歴史紀行(年2回程度)   3)会誌『いひほ研究』刊行    4)研究旅行(年1回)
役  員
(27年度)
会 長:小宅 正純  副会長:池川みどり  
事務局長:盛田 賢好   
運営委員:岡 研作・岸本 道昭・武内 憲章・西田 佳子
      古本 寛・宮武 光則   
会 計:柴田 祐子  監事:足立 尚・芝香 寿人 
事務局:新宮 義哲・吉益美奈子



やまだ     なおき
山田 直毅(音楽)
 クラシックピアノを6歳より太田貞子、坂田弓子両氏に師事、シャンソンを ‘98年より千城恵氏に師事して以来、僅か2年で日本アマチュアシャンソンコンクール全国大会で優勝。同年、姫路パルナソスホールにて初のソロリサイタルを開催し、シャンソン&ポップス歌手としてデビューした。ソロ歌手のみならず神戸パリ祭、姫路パリ祭はじめ全国各地でコンサートに出演し、幅広いジャンルで八面六臂の活躍を続けている。 また、〝音楽で地域活性化を″をモットーに『お城SUNバ!』『姫路おでん賛歌』『SHI・RA・SA・GI』『青山賛歌』、福崎町立田原小学校創立100周年ソング『田原っ子の歌』などの地域ソングの作曲や、学校公演・地域のイベントへ積極的に参加するなど文化活動に大きく貢献している。ボーカリストの一面に加え知的なトークも巧妙でその人柄、人気は極めて高い。

1962年(昭和37年)2月12日生 姫路市御国野町御着在住
略歴
1962年 姫路に生まれる
2000年 第16回日本アマチュアシャンソンコンクール全国大会で最優秀歌唱賞受賞
2003年 太陽カンツォ-ネコンコルソ・ポピュラー部門で特別賞受賞
2007年 福崎町立田原小学校創立百周年記念歌「田原っ子の歌」作曲
2012年 姫路出身のヴァイオリニスト井上雅善氏とデュオ『50♪50』を結成
2015年 第20回ひめじ国際交流フェスティバル(大手前公園)のテーマソング作曲
現在
音楽の宅配便″と稱して各種の学校、福祉施設などへ歌とヴァイオリン演奏を届けている。 また、市民参加型の一環として「姫路・母の日コンサート」(姫路市市民会館大ホール)、 ジャンルを超えた「100人の歌声喫茶ⅰn姫路」などの企画・開催を精力的に手がけている。
2007年 CDアルバム「愛のシンフォニー」
2011年 CDアルバム「バラ色の人生」  制作
所属 (社)シャンソン協会正会員
(社)日佛友好シャンソン「KAKEHASHI」運営委員


文化功労賞
こまつ      かづこ
小松 カヅ子   (短歌)
 小松さんの作品は、30年以上もの長い歳月の流れの中で培われたもので、写実を基本に置いていながら目にする物や人がより深く凝視されることによって何かあたたかいものが湧き出してくる感じがする。
 それは、地或の民生委員や姫路歌人クラブ副代表等を務めあげた、明るくしかも穏やかで親しみやすいその人柄によるものであり、彼女の主宰する城陽短歌会の会場である城陽公民館に集うさまざまの人間の内面に触れてゆくうちに、自ら形成してきた人間性によるものと思う。
 この度、上梓された第二集『起伏の彼方』の作品は、歌壇でも高い評価を受けている。播磨地方の文化の振興に貢献する秀れた一集である。  

1940年(昭和15年)3月24日生  姫路市豊沢町在住
略歴
1940年 佐用郡上月町に生まれる
1963年 姫路市豊沢町小松末一と結婚 一男二女に恵まれる            
1982年 短歌を始め、萩原節男に師事
1987年 全国誌「水甕」(尾上柴舟創刊」)に入会            
1991年 兵庫県歌人クラブ新人賞受賞
1992年 歌誌「ひめぢ水甕」創刊に小畑庸子らと共に参加、編集同人            
1993年 「水甕」同人
1998年 水甕城陽支社を設立、代表を務める
1999年 第一歌集『野は深みどり』上梓
「水甕」社委員 姫路歌人クラブ副代表
2009年より 姫路すこやかセンター発行「熟年」短歌作品選者
2015年 第二歌集『起伏の彼方』上梓


黒川録朗賞
いぬい  まさのり
乾 真徳(絵本)
 乾さんの絵は観ている人の気分を穏やかにさせ、どこか異国を旅したような気持ちにさせてくれる。      
 彼は金沢の美術工芸大学を卒業後、地元姫路に戻り、自分の方向性を見つける為に一人で世界中を旅してきた。アジア、中東、ヨーロッパ、南アメリカ、オセアニア。
 帰国後、アートイベントに参加したり、ライブペインティングをしたり中学校や特別支援学 校での講師の経験もまたひとつ、彼に刺激を与えた。  そのうちに幼い頃から母親に随分読み聞かせてもらった絵本を自分の手で作ってみたいという気持ちが高まってきた。絵本を専門的に勉強する為に講習会に通い、コンペへの応募にも熱心に取り組み、この度、イタリア「ボローニャ国際絵本原画展」に初入選。      
 この展覧会は49年間続く世界有数の絵本原画コンクールとして有名。絵本作家を志す人なら誰もが第一の目標として掲げるコンクール。今回も世界中の3000人の応募者の中から76人が入選するという大変狭き門だった。      
 彼の素晴らしい所は、自分の夢に向かっての努力と挑戦を惜しまない姿勢だ。いろいろな場に足び、所に足を運び、素直な目で物事を見て吸収する。      
 その甲斐あって、来年には2冊の絵本が別々の出版社から同時に出版される。いよいよ新進気鋭の絵本作家・乾真徳の誕生。これからどんな旅が彼を待ち受けているのか期待している。


1983年(昭和58年)1月13日生 姫路市田寺山手町在住
略歴
1983年 兵庫県姫路市生まれ
2005年 金沢美術工芸大学 美術科 油画専攻卒
5年間美術教師として中学校、高校に勤務
2012年 イラストレーターとして独立。アクリル絵具を中心に制作しており、異国を思わせる温かみのある世界観のある絵が特徴。ポスターや雑誌のイラストを中心に活動中。
賞暦 第181回チョイス展・準入選(大橋歩さん選)
第13回ノート展・審査員賞(山田賞) i
nternational illustration competition 2012 入選
EAST-WEST ART AWAED 2012 平面の部 準グランプリ
ワンダーシード2013 入選
Rising sun rock festival Tシャツコンペ 準グランプリ
ボローニャ国際絵本原画展2015入選
個展
2010年 relax open enjoy (pinpoint gallery /東京)
2011年 present times ... (little GANESH / 西宮)  
soup (arts & dinning DOKABAKA / 大阪)
2012年 LINE (AREA gallery / 広島)
2013年 Good Days, Good Luck.(pinpoint gallery/東京)  Good Days, Good Luck.(巡回展)(MANIFESTO GALLERY/大阪)
  グループ展等多数


きすぎ     きょうこ
来生 享子(沖縄音楽)
 2001年、NHK朝の連続ドラマ「ちゅらさん」を見て、天啓のごとく沖縄音楽の魅力にとらえられ、ただちに三線(さんしん)を手にする。その打ち込みぶりは、たんなる趣味とか楽しみの領域をはるかに超え、沖縄、八重山で本場の奏者、歌い手に教えを請い、並み居る地元の手練れにまじってコンテストにトライするまでになった。
 その後、数々のライブやコンサート、慰問など、幅広く活動を行うなかで、他の多くのミュージシャンとも交流をひろげている。さらには演奏のみならず、作曲も手がけるようになり、CDを制作。また、地元で有志の協力を得て竹を材料とした「三板(さんば)」の製作を始め、これまでに約7000個を作成、学校や福祉施設へ納入している。
 東日本大震災を機に、被災地への支援活動もつづけている。その八面六臂の活躍ぶりは、持ち前の物怖じしない明るいキャラクターにささえられたものといえよう。すっかり板についた装束の着こなしからも、沖縄出身もしくはルーツがそちらにある人のように思われがちだが、もともと沖縄とは縁もゆかりもない、高砂の生まれである。


1958年(昭和33年)8月16日生 高砂市阿弥陀町阿弥陀在住
略歴
1958年 高砂市の国鉄官舎に生まれる
音楽・ジャズ好きな父と、民謡好きな母の影響を受け育つ
43才の時、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」に魅せられ、三線(沖縄三味線)を始める
2003年 石垣島「とぅばらーま大会」に出場
2007年 八重山古典音楽新人賞
2008年 八重山古典音楽優秀賞
阿弥陀町で「蓮の池コンサート」を主催、7年続ける
2010年 沖縄民謡コンクール新人賞
2011年 東北大震災チャリティイベントコンサート開催
お手伝いくださった方による「顔晴ろうニッポン」ボランティア団体の方と東北へ、義援金・高砂の料理・三板・いやし音楽、を届けに行く。その後も三板を届ける活動を続けている。
その間、作曲活動も始める
2008年 CD『葉よ花よ』発表
2011年 CD『神子』発表(中に「あみだ詩」)
2014年 CD『高御位のうた』発表
2015年 『播州そやからどないやねん音頭』発表予定

「赤とんぼ」のような、歌い続けていただける歌を作るのが夢。沖縄のリズム楽器・三板(さんば)を、平成17年から「あみだ三板こうぼう」にて地元・阿弥陀町の方々と作り(阿弥陀町・特別養護老人ホーム「めぐみ苑」の職員とともに竹を材料として作る)、現在まで約7000個作成。歌を小さな楽器でうたう文化を広めたくて三線を弾く一方で、東北仙台の中学校、姫路市の城乾中学校をはじめ、高砂、加古川、また沖縄の老人ホームでのリハビリ(頭の体操や手の訓練)に役立ててもらっている。



しんたに   いちろう
新谷 一郎(彫刻)
 新谷一郎さんは全国的に活躍されている彫刻作家である。 作風はユーモアにあふれ、どことなく愛嬌があり、その作品は見る者の心を和ませる力を持っている。
 2011年に埼玉県より相生市に転居して来た後は、地域での文化活動や発表も精力的に行なっている。
 若狭野小学校に設置された作品は長年に亘ってじっくりと石と向き合ってきた蓄積のみが放つことのできる触覚的な魅力があり、児童の心にある優しさの芽に良い影響を与えている。  
 また地域の子どもを対象としたワークショップを度々開催するなど播磨地域の文化向上にも貢献している。


1956年(昭和31年)3月28日生 相生市若狭野町入野在住
略歴
1956年 大阪府豊中市に生まれる
1980年 東京芸術大学 美術学部 彫刻科卒業
1982年 東京芸術大学大学院 美術研究科彫刻専攻 終了
1987年 第3回播磨新宮石彫シンポジウム 
西播磨文化会館に「空間の遺跡」設置(たつの市)
1988年 第1回米子彫刻シンポジウム(鳥取県米子市)
1989年 第4回国民文化祭89 入選(埼玉県行田市)
1990年 羅漢の里に「ごっつんこ」設置(相生市)
1994年 第2回あぶくまストーンコンベンション(福島県相馬郡飯館村)
1996年 第5回新島コーガ石彫刻フェスティバル(東京都新島村)
1997年 川越ストリートミュージアム展(埼玉県川越市)
1998年 日向現代彫刻展98(宮崎県日向市)
2000年 第5回石のさとフェスティバル入選(香川県高松市)
2003年 第9回十日町石彫シンポジウム(新潟県十日町市)
2004年 第5回桜の森彫刻コンクール 町民賞(秋田県井川市)
2005年 第4回あさご芸術の森大賞展 入選(朝来市)
2008年 システメックスパークに「やすらぎ」設置(神戸市)
2010年 北名古屋市モニュメント入選(愛知県北名古屋市)
2011年 埼玉県川越市より相生市に転居
2013年 山陽百貨店にて個展
2014年 若狭野小学校創立140周年記念モニュメント 「夢にむかって」設置(相生市)
2015年 妻の新谷聡子と彫刻と陶芸の二人展 (相生市福本医院)


 つやま    くにやす
津山 邦寧(郷土史研究)
 2008年(18歳)頃から姫路市を中心に郷土史、特に姫路藩関係者の墓石調査に取り組む。書写山円教寺、増位山随願寺、景福寺山墓地、名古山墓地などである。
 特に景福寺山墓地の本格的な調査を行い、同墓地墓石のうち大半の墓誌文を収集した。
 その頃、種痘史研究者たちが、姫路藩内で種痘に携わっていた町医井上元長の史跡を捜しておられたが、2012年9月、津山氏の案内により景福寺山墓地の井上元長墓を確認された。
 それを機会に関係者が会合を重ね、2013年10月、古西義麿氏を会長として景福寺山史跡保存会を発足した。
 その略則の「2.事業内容の項」には「(2) 津山邦寧氏の調査をもとに、各会員でもって顕彰すべき墓碑を選別する。」とある。また2015年7月には同会から著者津山邦寧の『景福寺とその周辺の史跡』が発行された。
 このように、津山氏は景福寺山墓地の網羅的墓石調査をとおして郷土史研究に貢献し、今後ますます活躍が期待できる。


1990年(平成2年)12月17日生 姫路市伊伝居在住
略歴
1990年 姫路市に生まれる
2006年 偶然より古文書の複写を入手し、解読の練習開始
2008年 姫路藩士福本梨屋の事跡調査を開始。その調査過程に於いて市内各地に散 在する姫路藩士等の墓石には被葬者の履歴を刻んだものが少なくない事に気づき収集を開始。
2010年 姫路市景福寺前に所在する景福寺山景福寺墓地に於いて幕末期、蝦夷地に渡航して種痘を行った民間医井上元長とその家族の墓石を確認
2011年 『鶏鳴堂雑記』と題する小冊子を発行し、知友に配布。
2012年 井上元長墓石調査に同行。景福寺山景福寺墓地にて姫路地域に於ける種痘活動の拠点、姫路除痘館を経営した橘三折の墓石調査に同行。先に井上元長と橘三折の墓石調査に同行した古西義麿氏より慫慂され、景福寺山に所在する功績者等の墓石調査記録の製作を開始。
2013年 景福寺山史跡保存会発会に際し、発起人兼会員として参加。
2014年 神戸市東灘区市民センターに於いて開催された御影史学会例会後の講話会として『姫路藩歴代藩主菩提寺と景福寺山墓地-埋葬者の歴史と文化‐』と題した原稿の発表を行う。姫路市坂田町に所在する浄土宗寺院悟眞山善導寺に於いて行われた河合惣兵衛宗元、同傳十郎宗貞150周年法要に際し、「河合惣兵衛家の歴史」と題した小文を発表。
2015年 『景福寺とその周辺の史跡-姫路藩と景福寺の歴史を考える‐』 (著者:津山邦寧)と題する書籍を景福寺山史跡保存会より出版


ふじやす   きみこ
藤保 君子(文学)
 藤保さんは長野県中野市出身。ナースを志してその道をすすむ。文章を書くことをはじめたきっかけは、1970年の大阪天六ガス爆発事故に関する新聞への投書。事故当時、藤保さんは犠牲者の処置にたずさわった。  その後ブランクを経て、姫路聖マリア病院に勤務していた1991年より‘99年までカトリック雑誌『聖火』に「ナースエッセイ」を連載。2002年に『姫路文学』の同人となり、欠稿することなく小説・エッセイを発表しつづけている。2008年に刊行した第一小説集『ひかりの征矢』(SSP出版)で郷里の北信濃における農山村の生活を、つづく第二小説集『天使の鐘の音』(友月書房)では姫路インドシナ難民定住センターにおける体験を描いた。2015年、見習い看護婦時代をふりかえった小説『向島物語』(友月書房)を出版。自身の投影である少女がさまざまな試練を受けつつ経験をかさねて成長していくようすが描かれている。現在、『姫路文学』129号より小説「リビング・ウィル」を連載中。藤保さんの作品には、登場人物への温かい視線が感じられる。
 看護師としてのキャリアのなかで見つめてこられたことは汲めども尽きぬ素材の宝庫にちがいなく、今後もどしどし作品発表されることを期待したい。


1943年(昭和18年)6月1日生 姫路市網干区坂出在住
略歴
1943年 長野県中野市に生まれる
1962年 東京都葛飾区医師会付属準看護婦学校 卒業
1964年 愛知県立高等看護学校 卒業
1970年 毎日新聞・女の道欄に「悲し、看取りの道」掲載(香川県高松市)
1982年 マリア病院勤務
1988年 朝日新聞・ひととき欄「冥土の土産に瀬戸大橋見物」掲載
1990年~
 1995年
姫路定住促進センターでベトナム戦犠牲者の健康管理           ドキュメンター「運命の子」
1990年~
 1999年
カトリック雑誌「聖火」にナースエッセイ連載
2003年 朝日新聞・ひととき欄に「新しい友だち」掲載
2008年 朝日新聞・ひととき欄に「新しい友だち」掲載
2010年 朝日新聞・ひととき欄に「100歳超えても感性キラリ」掲載
2012年 カトリック月刊誌「聖母の騎士」誌に巡礼記「元和の殉教者、副者・リシャール神父のふるさとを訪ねて」掲載
2015年 姫路文学129号に「リビング・ウィル(上)」出稿

※50歳より現在まで、西播地区市町で「老人介護問題」「生まれ出るいのちの不思議さと・生と死の意味について」講演活動