受賞者プロフィール
姫路文化賞
相生ペンの会(文芸)
 相生ペンの会(黒田信次会長)は1971年(昭和46)に創立されたが、その前史は茨の道であった。西播磨の一漁村にすぎなかった地に造船所が出現したため、企業城下町の性格が著しく市民生活に浸透する。
 終戦後、造船所勤務の青年を中心に文芸誌「美翠(びすい)」が創刊された。作品の力量も中央に認められる水準に達したものさえあった。しかし造船所は、労働者権利を振りかざすような雑誌は認められないとして解散を命じた。これによる傷手は深く、相生に長い芸術文化の不毛をもたらしてしまう。
 全国にカルチャーブームが起こると同時に各自治体もその育成と組織化に取り組みはじめた。ペンの会は、そうした機運を背景に生まれたといえよう。『絶対つぶしてはならない』『市民の要求にそって広い文化活動と結びついて中核の役割を果たす』その地道な方針は、空白だった負の遺産から学びとったものといえる。
 ペンの会が推進してきた事業は格別に目新しいものはない。平凡なものであるだけに、それを生涯かけて続けていく、その志、活動の集積はやがて平凡な高みに達するであろう。

 
 
会長 黒田信次

活動略歴
1971(昭和46) 3月9日「相生ペンの会」として発足
1972(昭和47) 3月 創刊号発行
2013(平成25) 8月 151号発行(152号は11月1日)

◯季刊誌として年4回発行していたが、一時資金不足で1、2年は2回発行の時もあった。だが中断することなく41年間継続して今日にいたる。
◯広告を取らず、会員の年会費と寄稿料で発行、会員が協力して、版下作り、校正までを会員で行なうことで資金不足をおぎない、年4回の発行を継続している。
◯分野はエッセイ・紀行文・俳句・川柳・詩・短歌・シナリオ・童話・民話・小説・伝記など
◯現在の投稿者 約50名

ペン誌以外の活動
市民文芸作品集「凪」(今年で51集・年1回)編集、市民文芸作品展開催(48回)
俳句祭開催(31回)、文芸講演会等を相生市教育委員会と協賛して実施
文学碑13基の設立に貢献
会および会員の出版物
白龍(ペーロン ペンの会俳句部)、相生のむかし話(浜田多代子)、卜庵亭雑記・窗(まど 田中脩二)、海へ(詩:高須剛・写真:黒田信次)
つぼた まさひこ
坪田 政彦(現代美術)
 坪田政彦さんは、抑制された線や限られた色彩によって作品を成立させてきた。版画からタブロー、コラージュや陶によるオブジェへと表現の領域を広げても、そのコンセプトは一貫して変わることはない。
 禁欲的にすらみえるその造形は、現代美術という名でひとくくりにされることも多く、いかにも敬遠されがちな姿をしているが、実際の作品は目に馴染むほどに見るものの想像をうながし、絵画の不思議と魅力を示している。それはおそらく坪田さん自身が、常に自らの作品と距離を保つ冷静さを維持していて、見るものの立ち入る余地を作品の内部、あるいはその周辺に用意しているからだ。坪田政彦という作家は、作者、作品、そして見るものが互いに交信できてこそ表現の伝達が成されることを承知している。結果的に作品は、ヨーロッパをはじめアメリカ、オーストラリア、韓国、台湾など、民族や文化を超えて幅広い地域で評価されてきた。
 坪田さんは、大阪芸術大学で教鞭をとってきたこともあって、長く活動の拠点を大阪と姫路においているが、その存在が他県、他都市の作家や美術関係者たちの来姫をうながすことにもつながってきた。こうした自然発生的な人的交流は意図してできるものではなく、何ものにも代えがたい。最近ではギャラリー・ルネッサンススクエアやバルバカンヌ(レストラン)といった場所で個展がひらかれ、にぎわいをみせた。刺激をともなった姫路でのこうした活動を、今後も期待したいところである。
 

1947(昭和22)年7月24日生 姫路市西八代町在住

 
1970(昭和45) 大阪芸術大学美術学科卒業
1976第5回ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ(イギリス)をはじめとし、近年では2012年釜山アートフェアBEXCOエクスビジョンホールなど、アメリカ。オーストラリア、韓国といった国外においても個展、グループ展を多数開催。画家、版画家として、四辺形を基本とした形からなりたつ、点・線・色の校正の可能性を追求した作品を発表しつづけている。
現在、大阪芸術大学美術学科教授

主な個展
1973 ギャラリープリントアート(東京)
1985年 山木美術(大阪)
1991年 さいとう画廊(名古屋)
2001 森画廊(姫路) 
2003年 ザ・トルーマンコレクション(東京)
2004年 養清堂画廊(東京)
2005年 ナイアガラギャラリー(メルボルン)、山本美術(大阪)
2006年 ブードウェル・ドレーパギャラリー(オーストラリア)
2007年 山木美術(大阪)
2009年 ナイアガラギャラリー(メルボルン)
2013年 ギャラリー・ルネッサンススクエア(姫路)
MMアートギャラリー(台湾)


文化功労賞
                            
うえだ みちこ
上田 眞子(地域文化)
 ひめじ読書友の会は昭和37年、姫路市民の読書活動の振興と普及に努め、教養の向上を目的として結成された。
 上田眞子さんは、当会の中心となって上記目的達成のために活動し、平成13年に三代目の会長に就任。平成25年3月まで務めた。その間、平成24年には創立50周年の記念行事を盛大に催行し「鷺の苑」記念号を刊行された。
 当読書友の会は平成24年3月現在、10グループ66名の体制で、その活動は読書会のみならず教養講座、講演会、研修旅行などを実施するほか、毎年会誌「鷺の苑」を発行している。
 読書会は97回を重ねて11,364名を動員し、世界の文学史上に残る名作を学んだ。講演会は活躍中の作家のほか幅広いジャンルから講師を招請して会員のレベルアップに努めている。
 
最近、老舗の書店や古書肆の閉店が相次いでいるが、この活字離れの傾向に先んじて活動されてきた功労は多大である。
 また上田さんは姫路市図書館協議会評議会委員、姫路市教育委員、姫路市文学館友の会理事、半どん播磨の会常任委員など多くの公職もつとめ、姫路市の文化振興に貢献された。
 



1939(昭和14)年2月19日生  姫路市飾磨区在住  

略歴
1961(昭和36) 京都女子大学文学部国文科卒業
加西郡北条町立賀茂小学校教諭
1962(昭和37) 県立出石高等学校教諭
1964(昭和39) 日ノ本学園高校教諭
1991(平成 3) 日ノ本学園高校講師
1994(平成 6) 兵庫女子短期大学講師

公職歴
1984(昭和59)年 兵庫県PTA協議会女性代表
1990(平成 2)年 姫路市および近隣市町村公民館活動・老人大学講師
1991(平成 3)年 姫路市図書館協議会委員
1997(平成 9)年 姫路市教育委員
2000(平成12)年 日ノ本学園評議委員
2001(平成13)年 ひめじ読書友の会会長(~平成25年3月)
芸術文化団体 半どん播磨の会常任委員
2004(平成16)年 日ノ本学園理事
2009(平成21)年 一般財団法人 姫路揚善会評議委員

 

                 
えんしゅう あきら
遠周 章(文学)
 遠周章さんは地域文化の発掘と伝承に熱意をもって取り組み、大きな成果をあげている。郷土に伝わる口承噺を小説作品化して『姫路文学』などへ発表するとともに、児童文学者として童話本を発刊するなど、その活動は幅広い。
 また戯曲作品を手がけて、劇団の旗揚げ、上演、指導監督と、演劇分野でも腕を発揮、高い評価を得た。
 一方、青山史蹟保存会会長としてNHK大河ドラマ「軍師黒田官兵衛」の制作にも参画し、その実現に貢献。
 その人柄と豊富な話題で、各種講演会、また作詞作曲、コンサートの開催など、多才を発揮。まさに快老精神の持ち主といえる。


1928(昭和3)年1月3日生 姫路市青山在住

1983(昭和58)年 姫路市立豊富小学校校長(~1986)
1986(昭和61)年 姫路市立曽左小学校校長(~1988)
1991(平成 3)年 姫路市立青山公民館館長(~2004)

 現在  日本ななくさの会 会長
      姫路文学会同人
姫路青山史蹟保存会 会長
    
主な活動
 姫路・龍野・上郡・香寺などの高齢者大学や女性セミナーで講演
 姫路市立公民館教養講座講師

 作詞
 「青山賛歌」作曲:山田直毅  「朝の挨拶」作曲:山本勲
 「ひと花咲ける大和なでしこ」(なでしこジャパン応援歌)作曲:山本勲
 「好き好き大好き官兵衛さん」作曲:松尾弘子

1993(平成 5)年 『遠山の白ぎつね』 兵庫県創作童話最優秀賞
2003(平成15)年 『シグナル・ボーイ』 碧天舎・児童文学大賞奨励作
2008(平成20)年 『葛の花道・葛紀行』 発刊
2009(平成21)年 戯曲「若竹の雄」姫路市夢プラン事業で発表
2012(平成24)年 同人誌『姫路文学』124号に「黒田官兵衛・青山戦記・閑話」発表

 

黒川録朗賞
       
 くぼ たけし
久保 健史(彫刻)
 久保健史は一貫して石を使った彫刻を造っている。彼の作品を他者に一言で説明するのは非常に困難であるが、あえて言うならば、彫刻という物質としての形ではなく、雰囲気であったり、そこから展開する物語の創造なのである。
 ざっくりと割られた石の割れ肌や、リズミカルに彫られたノミの痕跡。こういった表情はジャズを聴くような軽やかさと即席的な自由さを感じさせてくれる。久保健史の作品は久保健史にしか造れない。割れた石の表情に魅力を感じ、ノミの一打ち一打ちに彼の選択と美意識がはたらいているからだ。石の魅力を引き出し存在させる技術や思考は、普段からの探究心や制作活動の中で育まれたものであるが、作品にそういった「重さ」を感じさせず、さりげなく見せてくれるのが魅力である。
 略歴が示すように、久保健史は国内外をとわず精力的に活動し、高い評価を受けているが、播磨での発表活動も少なくはなく、地域の文化向上に多大な貢献をしている。
 



1974年12月9日生 宍粟市山崎町在住
略歴
1996 第1回野外彫刻国際コンクール入選シンポジウム招待(北九州市)
1997 宝塚造形芸術大学美術学科卒業(現:宝塚大学)
第10回甲府まちなかの彫刻展佳作賞(山梨) 県展伊藤文化財団賞(兵庫)
1998 県展部門大賞・知事賞(兵庫) 
1999 国際彫刻展(ソウルメトロポリタン美術館)
2000 第5回石のさとフェスティバル石の彫刻コンクール展最高賞(高松市)
2001 第1回世界陶磁器EXPO京畿道・記念公園コンペティション入選・置(韓国)
2002 第7回KAJIMA彫刻コンクール展 KAJIMA銀賞(東京)
2003 第1回GOAC2002最優秀作品・大賞受賞 
incantation2003設置(群馬県庁)
BRANCUSIANA招待(滞在制作/ルーマニア)
石彫国際シンポジウムinまほろば(滞在制作/兵庫)
2005 『ひとつひとつ』クボタケシ展(ギャラリーいろはに/大阪)
日韓アートフェスティバル(韓国)
2006 『イタリア料理と彫刻家』(リゾレッタ)淡路島アートフェスティバル
二人展「なぜ私はここにいるのか?」塚脇淳×久保健史(ギャラリー揺・京都)
2008 『玉ねぎ好きの彫刻家と玉ねぎ嫌いの六兵衛の日々』淡路島アートフェスティバル滞在制作
2009 淡路島アートフェスティバル 
ING-次世代を担う作家たち展(東大阪市民美術センター)
県展 部門大賞・知事賞(兵庫県立美術館)
2010 『小さな大理石』クボタケシ展(gallery morning kyoto)
全関西美術展 彫刻部門一席受賞
『シェフと彫刻家』淡路島アートフェスティバル
2011 『心に降る山』クボタケシ展+plus(gallery morning kyoto)
『雲がとけたり、凍ったり』久保健史×石川丘子展(ギャラリー北野坂・神戸)
県展 県展大賞・部門大賞・知事賞(兵庫県立美術館)
『心地良いグレーなストレス・久保健史展』ギャラリーNEXT 難波高島屋(大阪)
2012 石巻専修大学のために「Un nuage carre」を制作設置
塚脇淳×久保健史「閉じることと開くことのあいだに-鉄のエトス、石のエトス」展(アートコートギャラリー彫刻の小径/大阪 4/26-2013.10)
『雲と雲 遏雲』クボタケシ展(gallery morning kyoto)
『アトリエボク-4つの…展』(ギャラリー北野坂)
吉本直子×久保健史×浅田暢夫-内包の布 空間の石 存在の写真-展(姫路市立美術館)
第1回あさごアートコンペティション 大賞(あさご芸術の森美術館)
2013 クボタケシ展 テロワール☆リング☆とモーニング・グローリー(ギャラリー島)
西脇市岡之山美術館アトリエ個展シリーズ『感じるカタチ』クボタケシ展
『スュール アン ニュアージュ☆クボタケシ展』(ギャラリー芦屋シューレ)



               
 なやこうぼう
納屋工房 (地域文化)
      はせがわ かおり
代表 長谷川 香里

 デザイナー長谷川香里さんが2008年に事務所移転を契機として開設した「つなぐ」がコンセプトのコミュニティースペース
 姫路城を借景とした約80㎡の自由な空間では、オープン以来「面白い」こと、「やってみたい」こと、「試したい」こと等を持った人たちがつどい、日々、多岐にわたる催しが開催されている。スペースのレイアウトは変更可。飲食・持ち込み自由。有料イベントも追加料金なしという、使うものの立場に立った運営姿勢は、高い支持、評価を受け、使用者、参加者も年ごとに増え、いまや姫路の文化・芸術の発信基地として、多くの市民に知られる存在となりました。
 定期的な催しとして、播磨地域で活躍している方の人生哲学を聞く連続セミナー「百人の哲学」、まちづくりに関する講演やディスカッションをおこなう「ひめじまちづくり喫茶」、歴史をわかりやすく学ぶ「姫路城のいろは」、播磨地域の飲食店の本音対談を楽しむ「殿のグルメ対談」、地酒と地元のおすすめフードを楽しむ「週末バー」等々、大人向けから子供向け、知識系から遊び系、健康系、演劇からコンサート、映画まで、ジャンルに縛られない、まだまだ書ききれないほどの催しが毎日のように開催されています。
 最近、とくに反響が大きかった催しに「日本ZINE! 紙フェスIN HIMEJI 2013」がある。日本中から250冊もの小冊子を集め、その魅力を楽しむ、全国的にみてもたいへん珍しい催しで、大きな反響を呼んだ。
 主催事業、貸しスペース事業を問わず、姫路の街に文化的、芸術的な刺激を与えつづけ、文化的土壌を豊かにしている。 

〒670-0012 姫路市本町68番地 大手前第一ビル4階
079-263-7878
代 表 長谷川香里 1975(昭和50)年9月8日生

代表とコミュニティースペースの略歴
1998 甲南女子大学文学部英文学科卒業 
東光電気工事(株)関西支社入社
2001 退職
2003 ウェブ制作などの仕事をフリーではじめる
2005 納屋工房と名づける
2008 大手前第一ビルに移転 コミュニティスペースをはじめる
2009 播磨地域で活躍する人に聞く連続セミナー「百人の哲学」スタート
 姫路城の改修期間中の5年間にできることを考え実行する「姫路円卓会議」発足
2011 姫路観光コンベンションビューロー魅力発掘ワーキングチーム参加
2012 地域の魅力を伝える小冊子を全国から集めた「日本ZINE! 紙FES in Himeji」開催

納屋工房のMission
 人と情報がゆるやかに集まる場所であること
 人と人との縁を結ぶ役割をになうこと
 思いをかなえる第一歩のサポートをすること
 地域の魅力を発見し発信すること


                
にしかわ さとこ
西川 都子(陶芸)

 今春、姫路市書写の里美術工芸館において開催された「播磨工芸ビエンナーレ」で彼女の作品「芽ぶく」が出品された。多くの陶芸作品の中に面白い作品がある……。じっくり見てみると、従来の陶芸作品とは少し違う、じつに見ごたえがある。技術力が高く、大胆さと繊細さを兼ね備えた作品であった。
 彼女は姫路工業高校デザイン科から京都精華大学造形学科に進み、環境芸術や石彫を学ぶ。卒業後、陶芸家に弟子入りし、研鑽に励む。その間、数多くの人、作品に出会うことにより”本物”の作品が出来る作家を目指し、「京展」において市長賞を受賞する。
 姫路に帰り、創作活動は中断していたが、ふたたび活動をはじめ、本年の「播磨工芸ビエンナーレ」でグランプリを受賞する。
 現在、母校である県立姫路工業高校葆光会での仕事をしながらの作家活動である。その真面目で謙虚な人柄が信頼され、人望もあつく、展覧会等の企画開催に奔走している。
 彼女の陶芸年令はまだ若く、才能の一部しか披露していない。これより先、多くの経験を経ていっそう才能を開花させ、”本物”の作品を創る”本物の陶芸家”になることを期待する。
 
 

1978(昭和53)年6月25日生  姫路市飾磨区在住
 
 
略歴 
1997年 県立姫路工業高等学校デザイン科卒業
2000  京都精華大学芸術学部立体造形科卒業
宇治市にて陶芸家・小林英夫氏に師事
染色家・小林示羊晃氏にさまざまなことを学ぶ
2004 県立姫路工業高等学校デザイン科講師
2010 県立太子高等学校美術講師
2011年 姫路市にて陶芸等の制作を開始
受賞歴
2003 金沢わん・One大賞 入選
京展2003 市長賞
2005 第18回日本陶芸展 入選
国際陶磁器フェスティバル美濃 ’05 入選
2010 姫路はりこ絵付け大賞 最優秀賞
2011 ソウル国際陶磁装身具展 入選
2013 2013播磨・工芸ビエンナーレ グランプリ

 やえお ゆうた
八重尾 雄太(音楽)

 2003年から行われた第1、2回加古川リバーファンタジー・イルミネーション・イメージソングコンテスト「最優秀賞」W受賞をきっかけに、ソロ活動はもちろん、プロ、アマ問わないさまざまなジャンルにおいての演奏サポート、主にピアノ、キーボード、作曲、編曲、音楽監修を担当して、マルチな才能を発揮する。
 2009年からはじまった地元加古川市のアラベスクホールでの、2カ月に1回開催の企画コンサート「Music Flag in Kakogawa」では、地元ミュージシャンの企画、音楽監修を担当。さらに、2012年度の同企画においては、コンサートホストの役割も引き受け、当日のコンサートの進行、MC等も担当した。
 また、広島の被爆ピアノのよる「平和コンサート」、「姫路城西の丸・月灯りコンサート」、森はな作「朗読劇じろはったん~姫路文学館~」他多数出演。そして兵庫県内外の多数のミュージシャンに楽曲を提供。その創作数は膨大な数にのぼり、編集が待たれる。
「音楽作りは、まるでプレゼントの箱を開ける感覚」と語る音楽への取り組みで、聴く人の心に音楽の情景をひろげ、加古川より世界へ羽ばたいてくれることを期待したい。

1983年6月25日生まれ  加古川市在住   

1983  鹿児島県霧島市に生まれる
1992  加古川市に転居。ピアノを習う
高砂南高校、流通科学大学の吹奏楽部でパーカッションを担当
2003 第1、2回加古川リバーファンタジー・イルミネーション・イメージソングコンテスト「最優秀賞」W受賞
2009年 地元加古川市アラベスクホールにて、2カ月に1回行われた企画コンサート「Music Flag in Kakogawa」では、地元ミュージシャンの企画、音楽監修を担当
2012 同企画においては、コンサートホストの役割も引き受け、当日のコンサートの進行、MC等も担当した。
2013 さらなる新しいかたちでの音楽提供を目指し、八重尾雄太の音楽を全国に向けて発信すべく、全国都道府県ツアーを開始。
4月からはじまった地元放送局BAN-BANテレビの音楽番組「Time for Music IMPRESSION」では、ナビゲーター役でレギュラー出演中。

2010年5月「Piano Life」 2012年5月「Piano days」CDリリース